新製品、BoltGATE20-31ファミリーを発表!

Eurotechが鉄道認証取得済IoTゲートウェイのポートフォリオを拡充

BoltGATE 20-31ファミリーを発表

 

BoltGATE 20-31ファミリーはメインCPUモジュールと各種拡張モジュール・インターフェースを取り揃えています。

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組込みボード・システム 及び IoTソリューションのリーディングプロバイダーであるEurotechは、新たなIoT エッジゲートウェイ 「BoltGATE 20-31」を発表しました。この製品ファミリーは、次世代のスマート・トランスポーテーション(スマート運輸サービス)を担うべく開発されたモジュラー・ソリューションであり、エッジ処理からクラウド接続までを実現するハードウェア及びソフトウェアを搭載しています。

 

BoltGATE 20-31ファミリーの特長は、その高いコンフィギュレーション・フレキシビリティです。スタンド・アローンで使用可能なメインCPUモジュールと、豊富なラインナップから構成される拡張モジュールにより、あらゆるニーズに応えます。

 

BoltGATE 20-31のメインCPUモジュールには Intel® Atom™ E3900 プロセッサを採用。

下記のコンフィギュレーションにそれぞれ対応しています。

  • Wi-Fi/BLE×2, LTE Cat4 グローバルセルラ×1 (CPU 2コアまたは4コア)
  • MVB×1, LTE Cat4 グローバルセルラ×1 (CPU 4コア)

 

上記2つのコンフィギュレーションには、車載用の自律航法※GNSSレシーバーとTPM2.0.セキュリティが含まれており、メインCPUモジュールの電源供給部は鉄道製品認証を取得しています。

※GNSSレシーバーはGPS/GLONASSを サポートしており、UDR (Untethered Dead Reckoning: アンテザード自律航法) に対応しています。

 

また、機能により以下の各種拡張モジュールをご用意しております。

  • BoltAIR 20-31: ワイヤレスユニット + オドメーター
  • BoltSER 20-31: シリアル + CANインターフェース
  • BoltIO 20-31: デジタルIO
  • BoltNET 20-31: ギガビットイーサネット
  • BoltSTOR 20-31: 拡張ストレージ

 

すべての拡張モジュールはコンパクトサイズかつファンレス設計で、メインCPUモジュールによって駆動します。

 

BoltGATE 20-31をはじめ、EurotechのすべてのIoT ゲートウェイ製品には、自社で開発した IoT エッジフレームワークのESF (Everyware Software Framework) が搭載されています。特にBoltGATE 20-31は車載インフォテインメントや車両管理といったIoTトランスポーテーションのアプリケーション向けに構成されており、スムーズにソリューションを導入することができます。その中の一つ、JavaをベースとしたエッジフレームワークのESFは、Webベースのユーザー・インターフェースで、収集されるさまざまなデータをフローとして視覚的に構築することができるほか、エッジでのフィルタリング、アグリゲーション、アナライズ、及びMQTTを介したクラウドへのデータパブリッシュを実現します。

 

Eurotechのボード&システム・プロダクトマネージャーであるMassimiliano Marrone は次のように述べています。

「これまでもEurotechは鉄道アプリケーション向けの製品をリリースしてきましたが、BoltGATE 20-31の完成により、いま一度、業界トップクラスの製品を提供できると自負しています。これからも私たちは革新的なソリューション、長期的なサポートでお客様からのご要望にお応えしていきます。」

 

さらにハイレベルなコンフィギュレーション・フレキシビリティをご希望のお客様には、Eurotechのプロフェッショナル・サービスで、カスタム仕様 (ハードウェア/ソフトウェア双方に対応)を含めたあらゆるオプションをご提案いたします。

 

BoltGATE 20-31は2020年Q2にリリース予定です。