2022/07/29 EurotechのエッジゲートウェイがArm SystemReadyの認証を取得
ReliaGATE 10-14は、IoTやエッジゲートウェイの設置を簡単に行えるオープンスタンダードな仕様に対応しています。
2022年7月28日、アマロ(イタリア)-エッジコンピューティングやIoTソリューションの開発や導入に必要なハードウェア機器およびソフトウェアを提供するEurotechは、エッジゲートウェイであるReliaGATE 10-14がArm® SystemReady IR認証を取得したことを発表しました。
エッジやIoTプロジェクトは、導入の際ハードウェアとソフトウェアの統合がうまくいかず停滞してしまうことがよくあります。SystemReady IRは、Eurotechの産業用IoT(IIoT)ゲートウェイのようなエッジデバイスに、複数の主要なオペレーティングシステムをシームレスに導入できるようにすることでこの問題をクリアしています。
ReliaGATE 10-14でSystemReady IR認証を取得したことは、使用条件の厳しい用途に適した統合型のハードウェアとソフトウェアを開発している当社の取り組みを証明しています。
Arm®が開発する基準やセキュリティプロトコル、クラウドネイティブなエコシステムは、IoTの導入を後押します。IoTの導入が普及することでより多くの企業がIoTの価値を見出すことになるでしょう。
とEurotechのCTO、Marco Carrerは話しています。
開発者はこれまで以上にスピーディかつ安全にIoTデバイスの構築やテスト、そして展開を行う必要があります。SystemReadyは、Arm®ベースのハードウェアとソフトウェアが、さまざまなエコシステム間でシームレスに動作ができる基準を提供しています。
SystemReady認証の取得は、より多くの企業がエッジコンピューティングとIIoTコンピューティングの価値を引き出すことを可能にするソリューションを提供するEurotechの取り組みを証明しています。
と、Arm®のIoT/Embedded VP、Mohamed Awad氏は述べています。
産業用IoT(IIoT)エッジゲートウェイであるReliaGATE 10-14は、過酷な環境に置かれた産業機器がクラウドと効率的に通信できるようにし、予知保全や生産効率化に役立つリアルタイムモニタリングといったインダストリー4.0アプリケーションを実現します。EurotechのIoTエッジフレームワークであるEveryware Software Framework(ESF)を搭載したReliaGATE 10-14は、フィールドデータ、エッジ処理、クラウドへの伝達をシームレスに統合することが可能です。Eurotechは、SystemReady IRの認証取得に加え、このソリューションがPSAレベル1認定を受けたことを先日発表しました。さらにReliaGATE 10-14は、ソフトウェアスタック全体がIEC 62443-4-2認証に合格しています。